2009年7月9日木曜日

大島青松園コンサート



沢 知恵の大島青松園コンサート2011は、
8月に開催されます。


くわしくは公式サイトのスケジュールおよびコモメールで発表します。

 
 
カンパのお願い


過去10回の大島青松園コンサートは、みなさまからのカンパと沢 知恵の個人負担によって成り立ってきました。

今後もコンサートを継続していくために、みなさまのさらなるご支援とご協力をお願いします。

いただいたカンパは、沢 知恵とスタッフの交通費、機材運搬費など、コンサート運営経費のためだけに活用してまいります。お志をいただければさいわいです。
 
 郵便振替口座 
 00110-0-667310
 大島青松園コンサートを支える会

 他金融機関からの振込用口座番号 
 ゆうちょ銀行 〇一九店 当座 0667310
 
カンパは年中無休で承っています。振込用紙が必要な方は、info@comoesta.co.jp までお気軽にお申し付けください。
 


5月28日(土)
東京/国立ハンセン病資料館(多磨全生園)
「沢 知恵 塔 和子をうたう」


第1回 12:00~13:00
第2回 15:00~16:00

希望者はハガキにてお申し込みください。
入場整理券をお送りします。(無料)

申し込みハガキ送付先
〒662-0811 兵庫県西宮市仁川町6-6-12
川崎方 塔 和子の会

1枚のハガキで2名様までお申し込みいただけます。第1回と第2回どちらが希望か明記してください。名前、住所、電話番号もお願いします。

主催:国立ハンセン病資料館042-396-2909、
塔 和子の会 0798-52-5639(川崎)

後援:全国ハンセン病療養所入所者協議会、大島青松園、大島青松園自治会、愛媛県西予市教育委員会、東京都人権啓発推進センター、好善社、ハンセン病もんだいを考える市民の会、ピース・クリエイト

※このコンサートは、5月21日(土)から6月26日(日)まで国立ハンセン病資料館で開催される「塔 和子展」を記念して行われます。塔 和子さんは、沢 知恵が毎年コンサートをしている大島青松園在住のハンセン病元患者で、高見順賞を受賞するなど高い評価を受けている詩人です。沢 知恵の幼いころを記憶していらっしゃるおひとりで、交流をあたためてきました。コンサートでは、塔さんの代表作に沢 知恵が曲をつけた「胸の泉に」の他、茨木のり子、金子みすゞの作品なども披露する予定です。また、期間中はドキュメンタリー映画「風の舞」上映会や朗読会 などのイベントも催されます。くわしくは国立ハンセン病資料館にお問い合わせください。

アクセス:会場周辺地図 清瀬駅バス10分




沢 知恵 大島青松園コンサート2010のアンコールで

大島案内ひきうけ会社(元庵治第二小学校)のメンバーとともに

  
  

  大島青松園コンサート2010 曲目

  1.アメイジング・グレイス 

  2.リッスン・トゥ・マイ・ヴォイス 

  3.真赤な太陽 

  4.川の流れのように

  5.こころ

  6.しあわせなら手をたたこう 

  7.始まりの詩、あなたへ

  8.リアカー一台が立ち向かう(中川五郎さん) 

  9.豊かな恵みの使い方(中川五郎さんといっしょに)

  10.シャボン玉

  11.わたしが一番きれいだったとき

  12.胸の泉に (未CD化)

  13.ここにも

  アンコール 

  みんなの庵治第二小学校     

  故郷  (大島案内ひきうけ会社のみなさん、中川五郎さん、そして会場のみなさんといっしょに)   








コンサート終了後のサイン会

 










 
毎年満員御礼の大島会館
 

沢 知恵と大島青松園



大島青松園と沢 知恵を結ぶもの

大島青松園と沢 知恵のつながりは1960年代までさかのぼります。

牧師になる勉強をしていた父、沢 正彦は青松園にあるキリスト教教会の霊交会でひと夏をボランティアとして過ごします。その後結婚し、生まれた長女を大島のみなさんに見せたいと、まだハイハイをしていた赤ちゃんを大島に連れて行きます。それが沢 知恵です。大島のみなさんは「みーんなで順番にだっこしたのよー」と昨日のことのようにおっしゃいます。

すでに100%完治する病であるにもかかわらず、ハンセン病への正しい理解はなく、社会の差別、偏見が厳しい時代でした。島で赤ちゃんの姿を見ることは、ありえないことでした。所内で結婚しても子どもをもつことは許されず、断種、堕胎の手術が施されたハンセン病元患者のみなさんはどんな思いで赤ちゃんを見つめたでしょうか。

その父が89年にガンでこの世を去ります。沢 知恵が高校生のときのことです。それからしばらくして、大島から「あなたのお父さんからの手紙よ」と昔父が島の教会の方に宛てて書いた手紙を送ってもらいました。また、熊本の地でハンセン病患者救済に尽力したライト女史と親交のあった祖父の沢 正雄も青松園とかかわりをもつようになり、自治会の発行する月刊誌『青松』にエッセイを連載をしました。現在は沢 知恵が連載を寄せています。

祖父が亡くなった翌年の96年に、沢 知恵は約25年ぶりに青松園を訪れます。入所者のみなさんは、久しぶりの再会に涙してくださいました。それからは関西や四国方面で仕事があるとしばしば大島を訪れるようになり、いつしか大島でコンサートをしてみなさんにきいてもらいたい!と思うようになるのです。

その願いがかなえられ、2001年、初めて沢 知恵大島青松園コンサートが実現しました。奇しくも、全国のハンセン病元患者が国を相手に起こした国賠訴訟に勝利した直後のことです。今年でそのコンサートも11回目となります。コンサートには全国各地からたくさんの方が来てくださいます。その輪は年々大きくなり、力強いうねりとなっています。

沢 知恵が父、祖父により大島青松園に結ばれたように、青松園コンサートが多くの方にとって、ハンセン病を正しく理解するきっかけとなり、またその輪がどんどん結ばれていくことを願ってやみません。

瀬戸内海に響け、沢 知恵のうた。


  

大島でうたう《故郷》

 
毎年大島青松園コンサートで必ずうたわれる《故郷》。

「♪うさぎ追いし かの山
  小ぶな釣りし かの川~」

故郷はあっても帰る家はないという入所者のみなさんと、それぞれの故郷を心に抱いたいるみなさんといっしょに、大きな声でうたいます。その《故郷》の大島でのライブ・デイクが、沢 知恵のライブ・アルバム〈一期一会〉に収録されています。入所者で沢 知恵が大島の父、母と慕う東條 高さん、東條康江さん夫妻、そして大島案内ひきうけ会社のみなさんの声も入っています。涙なくしては聴けない感動のテイクです。

アルバム〈一期一会〉
http://www.comoesta.co.jp/discography/cmca4001.html

ハンセン病Q&A

 
Q.ハンセン病とは?
A.ハンセン病は、1873年にノルウェーのハンセン医師が発見した「らい菌」という細菌による感染症です。体の末梢神経がまひしたり、皮膚がただれたような状態になるのが特徴で、病気が進むと容姿や手足が変形することがあります。
 
Q.ハンセン病は治るのですか?
A.1943年にプロミンという薬が発見されて以降、100%治る病気となりました。ハンセン病患者ではなく、ハンセン病「元」患者あるいは回復者と呼ぶのはそのためです。身体の変形は後遺症によるものです。
 
Q.ハンセン病はうつるのですか?
A.感染力は非常に弱いです。その証拠に、この90年間で、療養所に勤務する人が感染したことはありません。遺伝病でもありません。
 
Q.どうして隔離政策がとられたのですか?
A.感染するのではないかと誤解された結果です。日本では1953年に「らい予防法」ができて、1996年にやっと廃止されるまで、国家政策として強制隔離をしました。療養所では厳しい環境における労働の他に、断種、堕胎などの強制手術も行われ、入所者は人権を侵され、心身ともに多大な傷を負いました。2001年、ハンセン病元患者が起こしたハンセン病国家賠償訴訟に勝訴し、国の過ちが全面的に認められ、和解が成立しました。
 
Q.ハンセン病療養所の現在の状況を教えてください。
A.全国には13の国立療養所があります。全国ではおよそ2,400人の方が生活をしています。平均年齢は81歳です。大島青松園には110人あまりの元患者が生活しています。大島青松園は唯一陸続きではない療養所です。(数字は2010年現在のものです)
 
Q.ハンセン病の現在の問題は何ですか?
A.らい予防法は廃止され、国との和解も成立しましたが、その保障は不十分なものです。また、社会の偏見はなくなってはおらず、うつるのではないかという間違った知識のもと、差別もなくなっていません。現在では、元患者の高齢化が進み、元患者が長年過ごしてきた第二の故郷である療養所が統廃合されるのではないかという不安もあります。

Q.元患者の社会復帰は進んでいますか?
A.ほとんどの方は高齢のため、また身体障害や病気のため入所したままです。差別をおそれて家族と縁を断ち、改名している方も大勢います。コンサートで必ずうたわれる《故郷》には、故郷はあっても帰る家のない元患者のみなさんの切なる思いがこめられています。社会復帰とは、元患者のみなさんが社会に出ることだけではなく、地域が療養所をまるごと社会に受け容れていくことでもあります。

Q.私たちにできることは何ですか?
A.ハンセン病を正しく理解すること。療養所を訪れる機会をもつこと。退所者と交流をもつことなどです。

 

大島案内ひきうけ会社

 

毎年コンサートの前に、大島の案内をしてくれるすてきな会社があります。






大島には、職員のこどもたちが通う高松市立庵治第二小学校がありました。離島にある療養所であるための必要から、他の療養所ではありえなかった、入所者とこどもたちのあたたかい交流がありました。こどもたちにとって、大島は文字通り故郷です。学校は2006年に休校になりましたが、年に1回、沢 知恵の大島でのコンサートの日を同窓会として、卒業生、元在校生が集まって、島案内をしてくれます。先生方もかけつけてくださいます。大島コンサートの強い味方です。

その庵治第二小学校が、なんと2010年春、再開校しました!生徒はひとり!たくましくてやさしい笑顔がみなさまをお待ちしています。


 










  













  
  







もはやコンサートでも定番になった名曲
 
♪みんなの庵治第二小学校
  (庵治第二小学校のうた)

小さな島 小さな学校 
みんなで力合わせて すすんでいこう
山や海に囲まれて みんなたくましく生きる
それが 庵治第二小学校
 
ぼくらの島 ぼくらの学校
みんなの心合わせて すすんでいこう
夏は海で泳ぎましょう 秋は落ち葉で焼き芋だ 
それが 庵治第二小学校


庵治第二小学校公式サイト
http://www.edu-tens.net/syoHP/ajidainiHP/index1.html

カンパのお願い

 
過去10回の大島青松園コンサートは、みなさまからのカンパと沢 知恵の個人負担によって成り立ってきました。

今後もコンサートを継続していくために、みなさまのさらなるご支援とご協力をお願いします。

いただいたカンパは、沢 知恵とスタッフの交通費、機材運搬費など、コンサート運営経費のためだけに活用してまいります。お志をいただければさいわいです。
 
 郵便振替口座 
 00110-0-667310
 大島青松園コンサートを支える会

 他金融機関からの振込用口座番号 
 ゆうちょ銀行 〇一九店 当座 0667310


カンパは年中無休で承っています。振込用紙が必要な方は、info@comoesta.co.jp までお気軽にお申し付けください。


  

  

   

  

  

  

   


2009年9月から2010年9月までの間に

以下の方々から、計642,336円

のカンパをいただきました。 


沢 知恵大島青松園コンサート2010にお越しいただいたお客さま、
飯田 覚さん、池田笑子さん、石川さん、石川一恵さん、泉 智子さん、
板坂純義さん、市橋純子さん、伊藤紋子さん、岩坂二規さん、
岩坂正雄さん、岩田愛子さん、植月知子さん、大島青松会、
大西信子さん、大野裕子さん、大野義定さん、尾島夫規子さん、
加藤浩子さん、加藤祐二さん、門山路都さん、木佐美経子さん、
木下啓子さん、北浦 剛さん、北浦正恵さん、北村易則さん、
小林浩子さん、小宮山敦子さん、根田知世子さん、坂村早苗さん、
櫻井博子さん、佐々木 裕さん、澤 富子さん、澤 正義さん、
申 英子さん、鈴木 紀さん、ソノダシンイチさん、高井浩子さん、
高田晃子さん、高柳正直さん、永沢佳純さん、中條節子さん、
長瀬三千子さん、中西 泉さん、中山寛子さん、西 知子さん、
西下佐貴子さん、新田美智子さん、二宮和子さん、野際義明さん、
野崎恭子さん、浜田不二子さん、早川恵子さん、林 律さん、
原田明美さん、疋田弘助さん、菱川敦子さん、日野晴之さん、
福岡県教職員組合浮羽・三井支部、福村さおりさん、福本圭介さん、
藤田彰一さん、細川真さん、前川京子さん、前田美希さん、
増田孝子さん、松浦洋栄さん、三浦麻子さん、宮武輝彦さん、
森下由枝さん、盛谷祐三さん、湯浅照子さん、湯川博子さん、
横山美智子さん、脇 祥子さん、PMCのみなさん
  
  

会計報告

収入合計 708,788円     
(内訳)昨年からの繰越金  66,422円
    カンパ         642,336円   


支出合計 580,400円    
(内訳)出演者・スタッフ交通費  240,000円
     機材・荷物運搬費       84,000円       
     音響費           52,500円     
     ピアノ調律費        18,900円      
     チラシ・ポスター制作費   94,500円  
    食費・お弁当代       60,500円
    事務雑費          30,000円
     来年への繰越金      128,388円

 
あたたかいお志をありがとうございます。

リンク

 
国立療養所大島青松園公式サイト
www.hosp.go.jp/~osima/


沢 知恵公式サイト
http://www.comoesta.co.jp/

  

高松市立庵治第二小学校公式サイト
www.edu-tens.net/syoHP/ajidainiHP/index1.html



中川五郎公式サイト
http://www.goronakagawa.com/
大島青松園コンサート恒例のゲスト